CSR・サステナビリティレポートや統合レポートの公開を終えたばかりのご担当者の皆さま、おつかれさまでございました!しかしインターバル期間もあっという間に終わり、早くも2016年の企画準備に入らねばならないのが実情ではないでしょうか。その企画検討において最も役に立ち、このセミナーだけは外せない!と業界内で噂になりつつある(と自負しております)のが、私たちサスティービー・コミュニケーションズ/サステナビリティ会計事務所が年に一度、秋に開催するCSR特講です。
今年は、コーポレートガバナンス・コード、欧州企業のCSR取り組みの特徴紹介、統合報告、エンゲージメントとマテリアリティ対応など、課題テーマてんこ盛りにて、支援実務の現場からの最新情報をご参加いただく皆さまに無償にて提供いたします。質疑応答の時間も40分しっかり確保しますので、さまざまな疑問点を講師陣にぶつけて下さい。
私たちの支援会社としての特徴をお見知りおきいただきたく、皆さまのご来場をお待ちしております。
2015年10月21日(木)
開場13:00
開会13:20
閉会16:50(3時間30分)
13:20 | 主催者あいさつ |
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13:30 |
「日本版コーポレートガバナンス・コードの構造と適用法」 適切なコーポレートガバナンスは、CSR政策の長期的・系統的な履行を支える組織体制の基礎ですが、この報告では、東京証券取引所が本年から適用開始したコーポレートガバナンス・コードについて、基本的な構造と効果的な適用法を解説します。 |
14:30 |
「欧州先進企業のCSRの意識と取り組みから考える」 グローバルに事業を展開する上で、国内とは違ったCSRの視点と行動がより必要となってきています。欧州先進企業は、サプライチェーンも含めCSRを積極的に推進し、企業の優位性と持続可能性を確保しようとしています。それら企業が実際に何を意識して行動を起こしているのか説明いたします。 |
15:10 |
「統合報告の実務への落としどころを探る」 企業情報開示のあり方が模索される中で、「統合報告」というアプローチを試みる企業も増えています。企業の動向などから、実務へ落とし込むためのヒントを探ります。 |
15:30 | 「エンゲージメントとマテリアリティ分析」 |
16:10 | 質疑応答/総括 |
16:50 | 閉会 |
日本版コーポレートガバナンス・コードの構造と
適用法
上智大学経済学部 教授 上妻 義直 氏
東京証券取引所が本年から適用開始したコーポレートガバナンス・コードについて、基本的な構造と効果的な適用法を中心に、ご講演をいただきました。
コーポレートガバナンス・コードの正しい理解に向けて、各国の統治構造の比較や、英国コーポレートガバナンス・コードの規制の仕組みをご紹介いただき、上場企業に求められる「comply or explain」原則の基本コンセプトについて、ご解説をいただきました。そのうえで、日本版コーポレートガバナンス・コードの構造や適用法・留意点について教えていただきました。
欧州先進企業のCSRの意識と取り組みから考える
Sustainavision Ltd. 代表取締役 下田屋 毅 氏
グローバルに事業を展開するうえで、欧州先進企業が実際に意識して取り組んでいることについて、先進企業2社を取り上げ、事例を交えながらご説明いただきました。また、サステナブル・ストーリーテリング、サーキュラー・エコノミーや英国現代奴隷法2015などCSR/サステナビリティの欧州における最前線の情報をご紹介いただきました。
統合報告の実務への落としどころを探る
(株)サステナビリティ会計事務所/
サスティービー・コミュニケーションズ(株)
シニアコンサルタント 堀江 美保
統合報告書を発行する日本企業が増加しているなか、統合報告実務への手掛かりを探るため、統合報告書が制度化されている南アフリカの企業と日本企業の比較調査を行いました。調査結果から統合報告のあるべき姿を読み解き、開示に向けたアプローチについて、事例を交えて解説しました。
エンゲージメントとマテリアリティ分析
(株)サステナビリティ会計事務所/
サスティービー・コミュニケーションズ(株)
代表取締役 福島 隆史
サステナビリティ経営における仕組み構築のなかでも代表格となる、エンゲージメントとマテリアリティ分析に焦点を当て、日本企業における実践ポイントをわかりやすく解説しました。ステークホルダーエンゲージメント及びマテリアリティ分析のポイントをそれぞれ説明し、すぐにでも社内で実践できるグループ討議ツールを紹介しました。さらに、マテリアリティ分析に留まらず、具体的に何を、どのように開示していくか、実務に照らして説明しました。