SusTB communications サスティービー・コミュニケーションズ株式会社

未来に響くコミュニケーションレポートの企画・制作×コンサルティング

SEMINARサステナビリティ/
CSR特講アーカイブ

CSR領域の最新情報をご報告します!

年に一度のCSR特講を受講することで、CSR実務に役立つ情報を収集すべく楽しみにしていただいている企業ご担当者の皆さま。大変長らくお待たせしました! 例年秋の開催でしたが、今年は冬本番の頃となる12月8日の開催となりましたこと、申し訳ありません。

昨年の秋以降、国連のSDGs採択、COP21でのパリ協定採択、GRIスタンダードの公表など、CSRをとりまく環境は進化しています。またグローバル化の急速な進展によって、CSR調達の本格的な運用・拡大への取り組みを開始する企業も増えており、取引を円滑に開始、継続するためには、CSRへの取り組みや開示を積極的に推進することが不可欠という時代になりつつあります。

6回目を迎えるCSR特講、今年も他のセミナーでは聞くことのできない本音全開トークで、先進的取り組みの現場の「今」をお伝えいたします。今年は300名収容の会場をご用意しました。参加費は無料です。お一人でも多くの皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。

プログラム

2016年12月8日(木)

開場13:00

開会13:20

閉会16:10(2時間50分)

13:20

主催者あいさつ

13:30(70分)

「非財務報告の最新動向について」
上智大学 経済学部教授 上妻 義直

CSR報告や統合報告をめぐる世界の状況は日々刻々と変化しています。
2017年に向けて、CSRレポート等の作成実務に取り組む方々が知っておくべき非財務報告の動向について、SDGsの取り扱い、GRIスタンダードの活用法、FSBタスクフォースが開示枠組みを策定中の気候変動情報などを中心に、簡潔に解説いたします。

休憩(5分)

14:45(65分)

「実務のポイント解説 ~KPI設定、データ集計精度から保証まで~」
SusTB / SusA 代表取締役 福島 隆史

昨年のCSR特講でお話したマテリアリティ分析の次の工程にやってくるKPI設定。
その前提となるデータの集計において、たとえばCO2排出量のスコープ3などは、どの程度の精度を確保すべきでしょうか。
さらに、外部からのESG評価においてスコアアップにつながる独立第三者の保証業務の実態とは。
これら「非財務指標」に関連した実務上のポイントを徹底的に解説いたします。

15:50(20分)

質疑応答/総括
上妻 義直氏 福島 隆史 講師プロフィール

16:10

閉会

セミナー報告

上智大学経済学部教授 上妻 義直 氏

基調講演

非財務報告の最新動向について

上智大学経済学部 教授 上妻 義直 氏

非財務報告について、グローバルな動向や非財務情報における保証の重要性、本年に策定されて2018年に本格的な運用が始まるGRIスタンダードへの対応などを交えてご講演いただきました。

非財務情報報告制度の現在を俯瞰し、これからの方向性についてご解説いただきました。欧米を中心とした保証の潮流や、GRIスタンダードの役割と適用時の留意点、企業横断的なCSRマネジメントの新たな目標ともいうべき国連SDGsを既存の自社の取り組みと結びつける際の考え方などを教えていただきました。

  • (アンケートにお寄せいただいた声)
  • ・CSR報告書の重要性や本来のあるべき姿、その方向性が世界との比較でよくわかった。
  • ・GRIスタンダードの今後の取り組みの参考になった。
  • ・保証について安易に考えていたが、世界の潮流を聞いて重要性を認識した。
代表取締役 福島 隆史

基調講演

実務のポイント解説 ~KPI設定、データ集計精度から保証まで~

(株)サステナビリティ会計事務所/
サスティービー・コミュニケーションズ(株)
代表取締役 福島 隆史

CSRの実務において重要性が高まっている、非財務の指標に関する独立第三者の保証について実践的なポイントを解説しました。自社を取り巻く事業環境におけるリスクと機会を経営に取り入れ、重要性を選別してKPIの策定に至るまでの枠組みを説明し、KPI策定で陥りがちな落とし穴や、すぐにでも活用できる手法を紹介しました。その上で、保証を行う際の考え方、指標の集計精度や審査の実務など、日々の業務で直面する課題への対応についてわかりやすく解説しました。

  • (アンケートにお寄せいただいた声)
  • ・解説を聞いて、データ収集の体制や精度などの見直しの必要性を感じた。
  • ・指標の集計精度などの話が目から鱗が落ちるような内容で、普段は見過していることを再認識した。
  • ・事例の紹介がリアルな内容で、明日からのレポート作成に応用できる内容だと思う。