数多くのESG、CSR関係のセミナーがあるなかで「このセミナーだけは外せない」とご好評いただいているCSR特講、今年は11月1日(木)に秋葉原で開催です!
昨今、環境省による環境報告ガイドライン改定、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)最終報告書への対応など、CSRを取り巻く環境は急速に変化しています。企業ご担当者は、求められる取り組みを推進するため経営層をいかにその気にさせるか、外部からどのように高評価を得るかについて悩んでおられます。
そこで第8回CSR特講では、まず前半で、ESG報告の変化の中で理解すべき最新トレンドや、経営層の意識を改革する研修ポイントについて解説。後半では、レポート発行に際して「やっているのに伝わらない」状況に陥らないよう、ESG外部評価向上にも直結する「分かりやすくて伝わるレポート」の作り方を現場目線でお話します。
上智大学 名誉教授 上妻 義直 氏
ESG報告のトレンドは目まぐるしく、刻一刻と変化しています。プラスチック製品や化粧品をめぐるEUの持続性政策の潮流を踏まえ、それが日本ビジネスにどのような影響を与えるかを、ご自身の体験談を踏まえて分かりやすくご紹介いただきました。
また、オーストラリアで審議中の現代奴隷法案が通過した場合における日本企業への差し響きは中小・零細企業にも及ぶことや、事業活動での人権リスクを回避・緩和する日常的かつ継続的なPDCA管理の仕組みとして重要性を増す人権デュー・デリジェンス、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に対応するために障壁となっていることなどを明快なご考察とともに解説いただきました。
SusTB/SusA 代表取締役 福島 隆史
昨今、企業グループ全体のESG領域を重視するステークホルダーの声がますます強まっています。このような世界的潮流の中にあって、しっかりとしたCSR目標の設定や高度化に向けたフレームワークの構築といった取り組みが企業に求められています。
CSR特講では、近年話題となっているSDGsにつき俯瞰的な見解をお示しし、その上でE(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)の各分野で企業が対応を迫られている課題、例えばTCFDに代表される気候変動関連での情報開示、企業グループとサプライチェーンに跨るCSR調達マネジメント、そして人権デューデリジェンスなどにつき、最新のトレンドを交えて解説しました。
また、中長期的なCSR目標を企業がコミットすることの重要性とそのポジティブ効果についての考察をお示しし、企業トップを本気でCSRに取り組むよう仕向ける工夫について解説しました。
SusTB アートディレクター 藤野 立来
実際に手元に届いたデザインが、なぜ思ったようなものになっていないのか。見た目を整える「狭義のデザイン」と、コンセプト設計から実際に表現するまでの全工程を含む「広義のデザイン」という概念を用いて、いつ・どういう指示をすれば「本当はこうしたかった」レポートになるのか。やり取りの際にデザイナーが求めているポイントも含め、実務レベルでお伝えしました。
SusTB/SusA シニアコンサルタント 黒澤亮輔
GPIFのESG指数の採用など、ポジティブスクリーニングによるESG投資が活発になってきました。企業においてはESGにおける積極的な情報開示を行い、いかに企業価値向上につなげられるかが、重要なポイントになります。講演ではFTSE、MSCIなどに複数選定されているESG高評価企業を対象に、外部評価機関の開示要請項目に照らして各社の情報開示状況を調査。国内外の優良事例を紹介し、企業価値向上につながる情報開示や、レポートのまとめ方を解説しました。
主催 |
株式会社サステナビリティ会計事務所 |
日時 |
2018年11月1日(木)13:00~16:30(開場 : 12:30) |
会場 |
2018年11月1日(木)
開場12:30
開会13:00
閉会16:30(3時間30分)
13:00 | 主催者あいさつ |
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13:10(70分) |
【基調講演】ESG報告の最新動向2018 持続可能な社会に適応できる企業だけが持続的に成長する世の中では、企業の適応能力を示すESG報告に投資家の関心が集まります。 |
14:20(50分) |
秘伝:上層部をその気にさせる「ESG、SDGs研修コンテンツ」 役員研修講師を数多く担当してきたコンサルタントが、その経験にて練り上げ凝縮した秘伝の研修資料を伝授! |
休憩(10分) 15:20(20分) |
「思ったようなデザインが上がってこない」の解決方法 CSRレポートご担当者が一度は抱いたお悩みといえば「思ったようなデザインが上がってこない」ということではないでしょうか。 |
15:40(30分) |
外部評価を高め、企業価値向上につなげるレポーティングのコツ FTSEやMSCIなど、公開情報に基づき企業を評価する傾向がますます強まっています。 |
16:10(20分) | 質疑応答/総括 |
16:30 | 閉会 |